プロクター&ギャンブル(PG)の理論株価は?

個別株

今回はプロクター&ギャンブル(PG)の理論株価(適正株価)を算出します。

DCF法を用いた理論株価の計算方法の概要についてはこちらをご参照ください。

プロクター&ギャンブル(PG)の企業情報

プロクター&ギャンブル(PG)(以下、P&G)は、世界を代表する日用品メーカーです。

主な事業と主要製品を下表にまとめてみました。P&Gは消費者の生活に密着した製品を数多く有しており、景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄です。

(上図はP&GのHPから引用)

また、P&Gは配当王としても有名です。同社の2019-Annual-Reportによると、同社の配当支払い実績は129年、連続増配実績63年に達するとのことです。

プロクター&ギャンブル(PG)の株価推移

P&Gの株価推移を確認します。

2018年1月〜5月にかけて、株価は大きく調整しました。当時はプライベートブランドの台頭やP&G製品の売上げ頭打ちにより、同社の将来性が悲観されたためです。

しかしながら、その後、同社はデイビッド・テイラーCEOの指揮の下、ブランド数を175から65に削減するなどの事業改革を推進し株価は大きく回復しました。

直近の2019決算では、オーガニックセールス(既存ビジネスの売上高)が5%増加、Core EPS(一時的要因を控除したEPS)が7%増加するなど、事前のガイダンス(見通し)を大きく上回りました。また、2020年のガイダンスについても、オーガニックセールスは3~4%の成長、Core EPSは4~9%の成長を見込んでいます。

プロクター&ギャンブル(PG)の理論株価

さて、本題のP&Gの理論株価(適正株価)を算出していきます。

前提条件

先ずは前提条件です。

財務データは直近の通期決算をMorningstarから、発行済株式数については最新のものをYahoo financeから引用しています。

②フリーキャッシュフロー(FCF)は2019年の実績となります。Morningstar社の算出結果をそのまま採用しています。

2020~2024年までのFCF成長率は2%に設定しました。P&Gは2011年以降のFCF成長率が年率2%であったことから、この数値としました。

2025年以降のFCF永久成長率は、過去の米国インフレ率である2%に収束していくと予想ました。

⑤割引率はWACC(加重平均資本コスト)とも呼ばれます。本サイトでは、割引率は7%に設定しています。詳しくはDCF法を用いた理論株価の計算方法をご参照下さい。

理論株価

上述の前提条件の下、理論株価を算出した結果、P&Gの理論株価(適正株価)は「74.21ドル」となりました。

9/20時点の株価が122.44ドルなので、約65%ほどオーバーバリュー(割高)となります。

投資方針

理論株価(適正株価)を算出したところ、P&Gの株価はかなり割高という結果になりました。同社は成熟企業とはいえ、2020年決算のガイダンスで売上高3~4%、EPS4~9%の成長を見込むなど、成長軌道に回帰しようとしており、市場もそれを高く評価しているのだと思います。また、将来のリセッション(景気後退)入りが囁かれる中、同社事業の安定性・ディフェンシブ性も魅力的ですよね。

とはいえ、(あくまでも私見ですが)これらのポジティブ要素を織り込んだとしても、現在の株価水準はかなり割高のように思います。本ブログの投資方針は、優良株をほどほどの価格で買うことですので、今後、もし株価が調整し、適正株価の+10%内に収まることがあれば投資を考えてみたいと思います。

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