【悲報】日本国債は暴落するのか!?日銀はこっそり出口戦略とってるよ♪

経済市況

債券市場に動揺が走っている

10月1日の円債市場で、にわかに債券価格が急落・金利上昇となる場面がありました。長期金利の指標となる10年長期国債の金利は一時、マイナス0.145%と8月1日以来の高水準を付けています。

アングル:「安心感」消えた円債市場、進まぬ円高が警戒感強める
円債市場から「安心感」が消えた。以前はマイナス金利の国債を買っても、日銀がより低い金利(高い価格)で買い取ってくれるという安心感が投資家にあった。しかし、日銀がオペの減額や見送りを示唆する中で、警戒感が広がり始めている。円金利上昇にもかかわらず円高が起きないことも大胆なオペ減額を想定させる要因だ。

長期国債の価格下落・金利上昇となった背景は、日銀が前日の9月30日に発表した「当面の長期国債等の買い入れの運営について」という文書で、国債買い入れオペの減額や見送りを示唆する内容が含まれていたためです。

そもそも、長期金利の指標となる10年物国債の金利がマイナス金利となるまで「高値」で売買されているのは、「すぐに日銀が買ってくれるよ♪」という安心感があったからですが、日銀が買わないとなると話は別です。少なくとも、これまでのような、民間銀行が入札→即日銀に売却というお気楽な取引にも慎重にならざるを得ないでしょう。(ちなみに、日銀は政府が発行する国債を直接購入することは法律上できないため、あくまでも民間から買い取る形で国債を買い集めています)

そもそもどうして日銀は国債を買っているのか

日銀はかつて「長期国債買い入れ増加ペースを年間80兆円にする」という目標を掲げていました。これは、日銀が保有する長期国債の年間償還分に80兆円を上乗せした額の長期国債を買い入れて、保有残高を年間で80兆円分増加させるというものです。

これは何を狙っていたかというと、日銀が国債の強力な買い手となることで、国債価格が上昇(長期金利が低下)し、その結果、民間部門がお金を借り易くなり、需要を刺激する効果があるというものです。(ただし、期待していたような需要増加や2%のインフレ目標は全く達成されていませんが)

日銀はもう国債を増やせない?国債は暴落するか?

2019年9月20日に発表された資金循環統計によると、中央銀行の国債保有率が、2012年から急激に拡大していることが分かると思います。2019年6月時点の日銀の国債保有率は43.5%となっています。

しかし、恐らく日銀は、これ以上国債保有率を高めることはできないと思います。2016年9月に長期国債買入増加ペースをあっさり目標から外し、長短金利コントロールを打ち出して市場の関心を国債買入から逸らしたのも、これ以上国債保有率を高めるのはマズイと感じているからだと思います。(図を見ると、2016年から日銀の国債保有率の増加ペースが鈍化していることが分かります)

その理由は、このまま日銀の国債保有率が増加していくと、マネタイゼーション(中央銀行が政府発行の国債を引き受けることで財政赤字を穴埋めすること=財政ファイナンスとも言います)と受け止められて、日本国債への信用が失われ、急激な円安インフレを起こす可能性があるからです。

また、ここにきて、海外投資家の国債保有率が増加していることにも注目しておいた方が良さそうです。(図の黒色部分)どこかの愚かな政治家が「日本国債は国民の皆さんが買ってるんだ。母ちゃんが父ちゃんにお金を貸しているようなもの。同じ財布なんだから問題ないだろうが」などと言っていましたが、いつの間にか、皆さんが預金している国内銀行は危なっかしい日本国債からは手を引いていますからね。海外投資家は無慈悲です。もし、日本国債の信用が失われれば、真っ先に売り逃げると思います。

日銀の国債購入がマネタイゼーションと見做されるリスクは、現時点ではそこまで高くはないかもしれませんが、政府の放漫財政が続く限り、日銀は嫌でも国債を買わざるを得なくなります。ここ2~3年は日銀の国債保有率は43%前後で推移していますが、今後の動きを注視したいと思います。

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