ジュニアNISA枠 ダブルインバで損切りの憂き目か
先日の記事で、SBI証券のジュニアNISA週間買付ランキングで日経平均ダブルインバース・インデックス(1357)が一位となったことを紹介しました。
※日経平均ダブルインバース・インデックスとは、日経平均株価の騰落率のマイナス2倍の指数に連動する投信です。(つまり、日経平均が下がれば儲かるという金融商品です)

先の記事では、親がジュニアNISAの枠を使ってギャンブル投資に明け暮れている間は、日本に長期投資が根付くことは無いことを悲しみと共に述べました。
さて、子供のジュニアNISA枠を使って日経ダブルインバースを買いまくった親たちは、結果として大きな含み損を抱えてしまった模様です。
ジュニアNISA週間買付ランキングで一位となっていた時期に1,000~1,100円台で推移していた日経ダブルインバースは、920円まで下落しており、ざっくり10~20%の含み損を抱えている計算になります。
元々、日経ダブルインバースが短期投資を目的とした商品であることを踏まえれば、早晩、損切りの判断を迫られることでしょう。
ちなみに、11月5日現在のSBI証券のジュニアNISA週間買付ランキングでは、日経ダブルインバースの姿はすっかり消えてなくなっておりました。(完全に逆指標だったということでしょうか)
ジュニアNISAの制度設計を見直すべき
金融庁のHPでは、ジュニアNISAは「子ども・孫の将来に向けた長期投資」を目的に設置された少額投資非課税制度であることが書かれています。
しかしながら、現実として日経ダブルインバースのような短期投資で運用されているのは、制度設計自体に不具合があるからだと思います。
ゆきまるは、ジュニアNISAこそ、優良な低コストインデックス投信に利用を限定して、且つ非課税運用期間を最長20年に延ばすべきだと思っています。
そうすることで、「子ども・孫の将来に向けた長期投資」という制度理念にも近づくことができるのではないでしょうか。
日本に長期投資の文化が根付くためには、子供たちが長期投資の魅力に気づくことが大切です。そのために、ジュニアNISAが運用されることを願います。
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コメント
インバースは配当取りのクロス取引代わりに使うらしいですよ。
未成年口座だと空売り出来ない。
クロスも出来ない。
だから高配当+半分位の額でインバース。
という考えだそうです。
まぁ個人的には
其処までビビりなら
金を抱いて寝とけよw
と思いますがね。ww
コメントありがとうございます。そういう使い方なら特定口座で十分なような気がしますけどねw
貴重な非課税枠がもったいないなぁと感じてしまいます。
恐らく入れ知恵されるんでしょうな。
だって、普通に自分の意志で投資をしていたら
そんな面倒でリターンが極めて薄い取引しませんよ。
仰る様にワザワザジュニアニーサで行う意味も無い。
己の口座でクロス取引で良い訳です。
面倒な縛りも無いし何時でも方向転換可能です。
本当に非課税枠の意味も全然無い。
売っている人間が確信的に
ド素人を丸め込んで居るのが良く解ります。
証券会社の営業も大変だなぁ。ww
お子さんや、お孫さんの為に・・とか言うのでしょうな。
因みに私、営業歴20年以上ですが
顧客から常に聞かれるのは「お前だったら、コレ買うの?使うの?」です。
証券会社の営業になって「お前なら買う?てか今、何に投資してるの?」と言われたら
え?VOO全力ですわ!!経費率0.03だっけ?爆安です!!!
買って放置の簡単な、お仕事です。wwとかポロっと言いますね。
まぁ間違いなく半年くらいでクビですね。
営業車のガソリン代も稼げません。www