Googleはやはり割安なのか?

10月17日のSeeking Alphaの記事で、「Alphabet(Google)の適正株価は1,765ドルであり、現在の株価水準から43%の上昇余地がある」との意見があり、なかなか面白い内容でした。
かなり挑戦的な意見ではありますが、ゆきまるは、あながち外れてもいないのではないかと考えています。(ちなみに、ゆきまるが、算出した同社の適正株価は「1,405ドル」であり、現在の株価水準から13%の上昇余地があります)
Seeking Alphaのアナリストは、DCF法により適正株価の算出しており、今後10年の収益伸び率は年率12.9%、WACC(加重平均資本コスト)は8.89%で計算していました。算出根拠は個性が出るところですのでご参考まで。
Googleの今後の成長エンジンは?
先に紹介した記事ではAlphabet(Google)の高い成長率が予想されていましたが、同社の今後の成長エンジンはどのような事業からもたらされるのでしょうか。
現在のAlphabet(Google)の収益構造は、2018年決算ベースでは、広告事業が全体の85%、その他事業が15%を占めています。
広告事業
Googleが参入しているデジタル広告業界の動向を見てみます。
(上図はeMarketer.comから引用)
eMarketer.comによると、2019年時点の世界のデジタル広告支出は、前年比17.6%増の3,332億ドルとなっています。また、2023年時点では5,175憶ドルまで拡大することが見込まれています。さすがに、年間の成長率は徐々に低下していくようですが、まだまだ将来有望な市場であることには変わりません。
Googleは、デジタル広告市場において、Facebook(FB)やAmazon(AMZN)といった競合他社とのシェア争いに晒されているものの、市場全体の成長を十分に享受できる立場にあると思います。
その他事業
今後も広告事業が収益の柱になることには変わりませんが、Googleは広告以外にも将来有望な様々な事業を取り扱っています。Youtube、Google Play、Google Cloudなどのサービスです。

今年の11月19日には、ストリーミングゲームサービスの「Stadia」のサービスを米国内で開始するようです。従来のPS4やX-Boxといったゲーム機を買わなくても、ボタン1つでオンライン上のゲームに参加することができる画期的なサービスです。Youtube上で配信者と同じゲームに参戦したりとゲームの楽しみ方が広がります。
また、開発段階ではありますが、AI、自動運転、量子コンピュータなど、将来有望な技術開発にも取り組んでいます。

先日は、Googleが、量子コンピュータの実証において、最先端のスパコンで1万年かかる問題を3分で解くことに成功したことが大きな話題を呼びました。
将来的には、Googleが「AI」「自動運転」「量子コンピュータ」の3つの技術を融合させて、交通事故も渋滞も全く発生しない都市を作ってくれるかもしれませんね。
Googleの成長を株主として応援したい!
ゆきまるは、Alphabet(Google)に投資しています。株価水準が割安だと思ったからということもありますが、純粋にGoogleの開発する技術にワクワクしているからということもあります。
株式投資は第一にお金を増やすために行うものではありますが、自分が好きな企業、応援したいと思う企業に投資して、その成長を一緒に味わうという楽しみ方もあっていいのではないでしょうか。
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