アルファベット(グーグル)の理論株価は?

個別株

今回はアルファベット(グーグル)の理論株価を算出します。

DCF法を用いた理論株価の計算方法についてはこちらをご参照ください。

アルファベット(グーグル)の企業紹介

アルファベットは検索エンジンで世界首位の「Google」を運営する企業です。検索エンジンだけでなく、グーグルMAP、Gmail、YouTubeなどの生活に欠かせないサービスを多く保有しています。

それらのサービスを無料で公開し、利用者を多く獲得することで、広告ビジネスに繋げています。

収益のほとんどは広告ビジネスですが、広告以外にも、スマートフォンOSのAndroid、クラウドサービス、宇宙ビジネス、人工知能(AI)、自動運転といった分野でも存在感を見せています。

グーグルの株価推移

グーグルの株価推移を確認します。

グーグルは四半期決算の度に急落したり暴騰したりと何かと騒がしい銘柄です。笑

2019年4月には最高値の1290ドルまで上昇しましたが、2019Q1決算で売上高がアナリスト予想を下回り、1日で約6%ほど急落しました。その後も株価は1025ドルまでズルズル下落しました。

しかし、2019Q2決算では逆に売上高がアナリスト予想を上回り、またクラウドサービスの成長性が評価され、株価が一気に上昇しました。

2019年8月現在は、1170ドル水準で推移しています。

グーグルの理論株価

さて、本題のグーグルの理論株価を算出していきます。

前提条件

先ずは前提条件です。

財務データは直近の通期決算をMorningstarから、発行済株式数については最新のものをYahoo financeから引用しました。

②フリーキャッシュフロー(FCF)は2018年決算の実績となります。Morningstar社の算出結果をそのまま採用しています。

③2019~2023年までのFCF成長率は2%に設定しました。アルファベット(グーグル)は、過去4年のFCF成長率が7.7%あるのですが、直近3年については、クラウドサービスへの投資(データセンター設備費用増)によりFCFは低下傾向にあるため、保守的に2%の成長率としたものです。(クラウドは成長投資であるためFCFの低下はさほど問題ではありません。中長期的にはしっかりFCFを成長させています)

④2024年以降のFCF永久成長率も2%で設定しました。将来のことは誰にも分かりませんが、少なくとも米国の平均インフレ率と同程度の成長は期待できるという予想です。

⑤割引率は7%で設定しています。割引率はWACC(加重平均資本コスト)とも呼ばれます。難しい言葉は置いといて、市場から資金調達する際のコストということです。言い換えると、市場が最低限期待するリターンとも言えます。過去の米国株式は実利で約7%のリターンを上げてきていますので、私の場合は7%を使用しています。

理論株価

上述の前提条件の下、理論株価を算出した結果、アルファベット(グーグル)の理論株価は「1,405ドル」となりました。買値上限である理論株価+10%の株価は1,546ドルとなります。

現在の株価が1,168ドル程度なので、理論株価より約17%のアンダーバリュー(割安)となります。

投資方針

概ね予想はしていたのですが、やはり、アルファベット(グーグル)は割安な水準で放置されているようです。「なぜ、グーグルは割安に放置されるのか」。私が考える理由は以下2点です。

1点目は、依然として収益のほとんどをネット広告ビジネスに頼っていることです。アルファベット(グーグル)はクラウド、AI、自動運転といった将来を期待される分野に積極的に投資していますが、まだ高い収益を上げられるまでは至っていません。

もちろん、将来有望な分野はライバルも多くいますので、市場はグーグルが広告以外のビジネスで成功できるかどうかをじっと見極めているのかもしれません。

2点目は、消極的な株主還元です。上場来、無配当です。2015頃から自社株買いはありましたが小規模です。

アルファベット(グーグル)は現預金及び現金同等物をなんと1,000億ドル超(10兆円超)も保有しているのですが、一体何に使うつもりなのですかね。毎年の設備投資については潤沢なキャッシュフローで十分賄っていけるように見えますので、今後何に使うか非常に興味があります。

もし、大規模な自社株買いや配当開始となれば、アルファベット(グーグル)の株価は急速に見直し買いが入る可能性があると思います。

 

(補足)

ちなみに、家族がグーグルスマホの「Pixel3a」を使ってますが、かなりオススメですよ。48,600円とお手軽な価格ながら、機能面は申し分ありませんし、特にAIカメラ技術は秀逸で、暗い場所でも超キレイな写真が撮れます。(グーグルすげぇ)

 

ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリック頂けると大変励みになります。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました