米国株投資で銘柄選定をしていると、過去の財務データ(売上・利益・キャッシュフロー・EPS・配当など)を確認したくなるときがありますが、Morningstarのサイトで過去10年分を確認することができますのでご紹介します。
先ず、Morningstarのホームページに移動します。
検索画面で自分の調べたい米国株のティッカー(JNJ・KO・AMZNなど)を入力します。
次に、①Key Ratiosをクリックして、②Full Key Ratios Dataをクリックします。
そうすると、上図のように主要財務データの過去10年分が表示されます。
以下のような投資家にとって大切なデータも含まれています。
Revenue ・・・売上高
Operating Income ・・・営業利益
Net Income・・・純利益
Earnings Per Share・・・1株当たり利益
Dividends・・・1株当たり配当実績
Shares・・・発行済株式数
Operating Cash Flow・・・営業キャッシュフロー
Free Cash Flow・・・フリーキャッシュフロー
※ちなみに一番右端の「TTM」とは、「Trailing twelve month」の略で、直近四半期までの4回分の和で出した値です。例えば、2019Q3時点のTTMは、2018Q4~2019Q3までの便宜上の1年間の数値ということですね。
また、財務データはエクセルに出力することが可能です。エクセルに出力すると、各種指標を表に展開することでより傾向を分かり易くとらえることができるようになります。
例えば、上図はシスコシステムズ(CSCO)のEPS(1株当たり利益)と発行済株式数の推移のデータを表に展開したものです。
この表を見ますと、シスコシステムズ(CSCO)が自社株買いによって着実に発行済株式数を減らしながら、EPSを成長させ続けていることが確認できるというわけです。
このように、Morningstarから企業の過去10年の財務データを出力することで、自分なりに企業活動の分析を行うことができます。
インデックス投資に比べて、個別株は失敗すると手痛いダメージを受けることがあります。だからこそ、過去の財務データにも注意して慎重に銘柄選びをしたいものですね。
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