円高は絶好のチャンス!将来の円安インフレに備えよ。

経済市況

市場がリセッションへの警戒を強める中、円高が進行しています。

(図はSBI証券HPより引用)

2018年10月に114円/ドル台で推移していたドル円は2019年8月現在で106円/ドル台まで約8円/ドルの円高進行となっています。(米国株投資家にとっては、為替の影響だけで-7%ですからなかなか痛いですね)

とはいえ、中長期で考えれば、円高の進行は個人資産を増やす絶好の機会と言えます。

そもそも、有事の円買いと言われるほど円の人気が高いのは、経常収支の黒字や世界一と言われる対外資産規模によるもので、他国に比べて比較的安全性が高いと考えられているためです。

しかしながら、日本経済は将来に向けていくつかの火種を抱えていることも事実です。

少子高齢化による経済縮小化

1つは「少子高齢化による経済縮小化」です。

(内閣府の高齢社会白書「高齢化の現状と将来像」より抜粋)

図は2065年までの日本の人口推移を示したものですが、現在12,532万人で推移する人口は、2065年には8,808万人となり、現状から約30%も減少することが予想されています。

人口減少は国力の低下を意味します。そして、国力の低下は通貨安に繋がることになります。つまり、現在の円の価値を維持し続けることは中長期的には難しいと考えた方が良さそうです。

日銀による異次元緩和の後始末

次に、「日銀による異次元緩和の後始末」という更に大きい懸念があります。日銀は2013年4月に異例の金融緩和を宣言し、それから6年に亘って金融緩和を続けてきました。実に市場に供給したマネーは400兆円に及びます。国債に占める日銀の保有率は2019年3月末時点で46.3%にまで及びました。

しかし、このまま国債を買い続けることはできません。現代金融理論(MMT)は、「自国通貨を発行する政府は高インフレの懸念がない限り財政赤字を拡大させてよい。自国通貨であればいくらでも紙幣を刷ることができるので財政破綻しない」と言いますが、紙幣を刷り続ければ通貨安を招くことは明白です。そのときに高インフレを制御できる保証がどこにあるのでしょうか。(この点については別記事で考えたいと思います)

また、いつか日銀の異次元緩和が出口戦略(国債の購入停止や売却)に向かえば、大口の買い手を失った市場は日本国債を壮絶に売り叩くでしょう。国債暴落は長期金利の上昇を伴い、日銀が保有する大量の債券は巨額の含み損を抱えることになります。日銀のバランスシートが債務超過に陥る懸念が生まれれば、やはり円安の火種となります。

まとめ

以上のことから、中長期で見れば、円安インフレの未来が想像できるというわけです。

そして、その未来が現実のものとなったとき、円資産だけを有している者と世界基軸通貨であるドル資産を有している者とでは天と地ほどの格差を生むことになります。

もちろん、約束された未来などありませんので、結果として、日銀がうまくテーパリング(出口戦略)をとって、事なきを得る可能性もあるとは思います。(私は多分無理だろうと思っていますが)

いずれにしても、円に偏った資産形成には相応のリスクがあることは覚えておいて損は無さそうです。

円高をチャンスと捉え、ドル資産を増やすことができれば、将来的な円安インフレへの強力なヘッジになるかもしれませんよ。

 

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