バフェット氏「分散とは無知へのヘッジ」の意味を考える

投資哲学

著名な投資家であるウォーレン・バフェット氏は、優良株への集中投資を行い、世界屈指の富豪になりました。

そんなバフェット氏の有名な言葉に「分散は無知に対するヘッジだ。自分で何をやっているか分かっている者にとって、分散投資はほとんど意味が無い」というものがあります。

ゆきまるは、2016年頃に米国株を始めた時にこの言葉を知ったのですが、その後、投資の経験を積み重ねる中で、その受け止め方は変わってきたように思います。

最初は言葉をそのままの意味で受け取りました。つまり、「自分がよく知る銘柄に集中投資すれば良いのだな」と。そこで、自分の身の回りの昔からよく知る商品を扱うコカ・コーラ(KO)やP&G(PG)といった企業に投資しました。それらの会社やビジネスをよく理解できていると思っていたからです。

しかし、実際によく知っていたのは、商品の味や使い心地くらいのものでした。企業の財務や経営戦略などは少しずつ勉強して理解できることも増えてはきましたが、それでも知らないことの方が圧倒的に多かったですし、更に難解だったのは株価の値動きです。

例えば、P&Gなどは2018年中盤にはプライベートブランドに押され、売上も頭打ちでどうしようもなく売り込まれていましたが、その後、徹底したコスト低減(人件費削減など)とブランドの選択と集中により大きく株価を回復させました。

また、スリーエム(MMM)は2018年初頭まではS&P500種指数を大幅にアウトパフォームし、自社株買いにも積極的で超人気銘柄でしたが、その後、米中貿易戦争による懸念もあって、現在は約40%減の水準で取引されています。

これらの株価の値動きは、後になって理由付けをすれば理解できるのですが、当時は全く予期できなかったものでした。

ここで、バフェット氏の言葉「分散は無知に対するヘッジだ。自分で何をやっているか分かっている者にとって、分散投資はほとんど意味が無い」を振り返ると、「自分で何をやっているか分かっている者」のハードルは相当高いと感じています。少なくとも、私のようなサラリーマン投資家が達するような域にはないのでしょう。バフェット氏のような数少ない天才のために用意された言葉なのだと思います。

そういうこともあって、現在は「無知に対するヘッジとしての分散投資」は必要だと思っています。私の場合は、長期的なリターンが下がる可能性も覚悟した上で資産クラスの分散を選択しました。(株式70%、長期債券10%、金5%、現金・短期債券15%)また、株式の中でも約半分はS&P500種指数に連動するインデックス投信を選択しています。

それでもなお、個別株を約半分保有しているのはナンセンスというご指摘も受けそうですが、そこまで割り切ることができないのは自分の弱みかもしれません。まだ性懲りもなく、自分が選択した個別株が市場平均をアウトパフォームできるのではないかという期待を捨てきれずにいるのです。

↓こちらは米国株ブログランキングです。応援のクリックを頂けると励みになります!

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました