著名投資家が推奨するアセットアロケーションとは?

投資哲学

今回は著名投資家が個人投資家に推奨するアセットアロケーション(資産配分)を紹介した上で、私自身のアセットアロケーションを決定したいと思います。

アセットアロケーションとは

アセットアロケーションとは、自分の保有する資産(アセット)をどう配分(アロケーション)するかを決めることです。

配分先としては、具体的には、現金・株式・債券・不動産・金などの資産が挙げられます。

一般にはアセットアロケーションで運用成績の8割以上が決まるとも言われており、個人投資家にとっては大変重要なものです。

確かに、10年前のリーマンショックでは、優良株であっても株価が40~50%暴落することも珍しくありませんでしたので、銘柄選択よりも、先ずは株式やその他資産の保有割合をどうするかを考える方が先決だというのは納得できます。

つまり、第一にアセットアロケーション(資産の配分)を決めて、その上で、各資産のポートフォリオを検討する(例えば、株式資産であればインデックス投信や個別株を選ぶ)という流れになります。

アセットアロケーションの決め方

アセットアロケーションには絶対的な答えがある訳ではなく、最適なアセットアロケーションは人によって変わってきます。主には以下の2点がポイントになります。

リスク許容度

1つはリスク許容度です。ここでいうリスク許容度とは、端的に言えば、「自分の資産がマイナスになる(損失を被る)ことに対してどのくらい耐えられるか」ということです。例えば、1000万円の資産を有する人がマイナス300万円の損失を被ったとして、それ以上の損失には耐えられないとすれば、その人のリスク許容度は30%となります。

もちろん、投資の世界では、リスクとリターンは必ず比例しますので、高いリスク許容度があれば、その分、長期的に見れば高いリターンを期待することもできます。

運用目的

もう一つは個々人の運用目的です。

例えば、20~30代の若い人であれば、未だ運用資産もさほど大きくなく、また運用も長期間になるでしょうから、多少リスクを取ってでもリターンの最大化を目指す運用が考えられます。この場合にはリスクを多めにとって高いリターンが見込める株式の比率を高める運用が効果的です。

一方で、高年齢の方であれば、現役時代に築き上げた資産を守る運用が考えられます。この場合には、リスクの低い債券や不動産の比率を高め、その代わりにリスクの高い株式の比率を下げることになります。

このように、アセットアロケーションを検討する際には、自身のリスク許容度と運用目的を踏まえて検討する必要があります。

著名投資家の推奨するアセットアロケーション

それでは、世の著名投資家は個人投資家にどのようなアセットアロケーションを推奨しているのでしょうか。

ここでは、著名投資家であるウォーレン・バフェット氏、レイ・ダリオ氏、そしてジェレミー・シーゲル教授の推奨するアセットアロケーションを見ていきます。

ウォーレン・バフェット氏

ウォーレン・バフェット氏は、自分が亡くなった後の資産管理について以下の通り述べています。

私から管財人へのアドバイスは、これ以上ないくらいシンプルです。それは「10%を短期国債に、90%を低コストのS&P500インデックスファンドに投資すべし」というものです。
つまり、ウォーレン・バフェット氏は、投資の専門知識を持たない個人投資家は、S&P500インデックスに連動した投信やETFを中心に運用して、素直に米国経済の成長性に委ねなさいということを言っているのですね。

レイ・ダリオ氏

レイ・ダリオ氏は世界最大のヘッジファンド「ブリッジ・ウォーター・アソシエイツ」を率いる著名投資家です。

レイ・ダリオ氏が個人に推奨するアセットアロケーションは以下の通りです。

ウォーレン・バフェット氏とは打って変わって、レイ・ダリオ氏の推奨するアセットアロケーションは非常に保守的です。

レイ・ダリオ氏はその理由として、「個人投資家のリスク許容度は自分が思っている以上に低いことからこのような配分が適している」とのことです。確かに、リーマンショックで多くの個人投資家が株を投げ売り、その後の投資機会を逸してしまったことを考えれば、レイ・ダリオ氏の言うことは正しいように思います。

また、レイ・ダリオ氏は、経済には4つの季節(成長期・停滞期・インフレ期・デフレ期)があり、上記のアセットアロケーションであれば、どの季節においてもリターンを期待できるとのことです。

各季節毎にリターンを出しやすい資産は以下の通りです。

成長期・・株式、社債、金、コモディティ

停滞期・・長期米国債、物価連動債

インフレ期・・金、コモディティ、物価連動債

デフレ期・・長期米国債、株式

レイ・ダリオ氏の推奨するアセットアロケーションは、心の安寧をもたらしてくれそうですね。

ジェレミー・シーゲル教授

ジェレミー・シーゲル教授は、著書「株式投資第4版」にて、リスク許容度と保有期間による株式の推奨保有率を示しています。これがアセットアロケーションを考える上で参考になると思います。

(株式投資第4版より引用)

10年の保有期間であれば、リスク許容度が保守派で株式比率は60%、リスク容認派で88%となっています。仮に30年の保有期間が取れるのであれば、リスク許容度が保守派で株式比率は90%、リスク容認派で116%とのことです。もはや、116%というと、レバレッジ効かせてガンガン攻めろやということですね。

いずれにしても、ジェレミー・シーゲル教授の推奨アセットアロケーションは、株式中心の運用を推奨しているということですね。これは、同氏の著書にも書かれているように、長期的には株式が最もリターンが高く、長期であるほどリターンも安定するという調査結果に基づいた判断なのだと思います。

当ブログのアセットアロケーションを決定!

さて、ここまでを整理すると、ウォーレン・バフェット氏とジェレミー・シーゲル教授は、概ね60~90%を株式に割り振って、残りを債券をはじめとした他資産に割り振るというものでした。一方で、レイ・ダリオ氏は株式の比率を30%に抑えて、債券や金、コモディティといった資産にも広く分散するというものでした。

ここで、ゆきまる自身のリスク許容度と運用方針を踏まえて、アセットアロケーションを検討した結果がこちらです。

資産の70%を株式、10%を長期債券、5%を金、残りの15%を短期債券・現金で運用することとしました。

ゆきまるは現在30代半ばで、これから20~30年程かけて資産形成をしたいと思っています。その意味で、短期的な下落にはある程度目を瞑ることはできるのですが、過去に株式が50%程下落した歴史があることを考慮すると、自身の資産が半減することには耐えられないと思います。(気持ちの問題)

従って、長期債券、金、現金をトータルで30%ほど保有することで、相場の下落時の耐性を高めることにしました。またの機会にこのアセットアロケーションでどの程度、耐性を高めることができるかをシミュレーションしたいと思いますが、ひとまずは、このアセットアロケーションを目標にしたいと思います。

 

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